先日、スマホをAndroid搭載のHTCからiPhoneにしました。
Windows系のモバイルノートからMac Book Airに変えた時はあまりの操作性のよさに大感激し、「Macはリテラシーの高い人が使うもの」という偏見を悔いたので、今回もΣ(゚Д゚)スゲーッ!という経験を期待していたんですが…
結論からすると、「次も絶対iPhone!」とまではいえない感じ。状況によってはまたAndroidスマホに戻ることもあるなーと思っています。
ひとまず、2週間ほど使った感想を簡単にまとめてみました。
●反応がちょっと違う
私が使っていた先代スマホHTCは、とにかくものすごく反応がよくて、1日に何回も誤タップししまうほど。一方、iPhoneはかなり意識的にタップしないと反応しない感じです。そう書くとiPhoneの方がいいようだけど、すっかりよすぎる反応に慣れてしまったので、iPhoneに「反応悪い!」とイラッとしてしまうことがあります。
特にフリックとスワイプの使い分けはなかなか慣れません。反応がいいAndroidではフリックとスワイプの違いを意識しなくても、なんでもサッ、サッとはらう感じでいけたのに、iPhoneはちゃんと丁寧にスワイプしてあげないと反応してくれないことがあります。でも、ついついサッと払ってしまって「あぁぁぁぁっ!」となってしまいます。
これは最初のスマホがどちらだったかでかなり印象が異なるのかもしれませんね。
●アプリが勝手に終了してくれない
一度使ったアプリはホームボタンを2回押して「使用中のアプリ」一覧から終了させてあげないとダメみたいです。
それを知らなかった私は、ほぼすべてのアプリを使用状態としてしまい、メモリがパンク。そしてLTEと3Gの自動切り替えができなくなり、境界線上エリアで通信フリーズという事態に見舞われてしまいました。
Androidスマホも裏側で通信するものなど勝手に終了しないアプリはあったと思いますが、少なくともメモリがパンクということは一度もなかったので、電卓とか時計などは「アプリを閉じる=終了」だったと思われます。さらにAndroidスマホには使用中のアプリとメモリが確認できるメニューがあったはず。個人的にはそういうものがあった方が安心かな、と思いました。
●コントロールセンターのラインナップにモヤモヤ
画面を下から上にスワイプすると表示されます。
これ自体は便利だと思うんですが、画面回転の禁止がここでしかできないらしく、かなり探しました。
他でも設定できるけど、ショートカット的にここにあるものと、ここでしか設定できないものがあるって、ちょっと戸惑います。
●検索窓
これは見つけるまで本当に「??」でした。
ホーム画面の何もないところを下にスワイプするって、普通思いつかないでしょ?(苦笑)
まぁ、覚えてしまえばどうということもないけど、でも、Androidのように検索窓は常時表示の方がやっぱり使いやすいかなぁーと思います。
●指紋認証はそれなりに便利
と、ここまで悪いことばかり書いてしまったので、最後によいことを一つ。
指紋認証はそれなりにいいです。特にアプリを落とすときに便利。猫の肉球でも認証登録できるそうですが(笑)
●結局のところ
日本では圧倒的シェアを誇るiPhoneですが、世界的にはもう8割近くがAndroidスマホといわれています。これまでiOSのみでAndroidに対応していないアプリは数多くありましたが、今後はむしろAndroid優勢になってくるはず。
今、IT業界はスマホのコモディティ化時代に突中して、一つの「潮目」を迎えている状況なので、きっとこの2~3年で新しい流れが生まれてくるでしょう。スマホの選び方も新しい選択軸が登場しているかもしれません。
ということで、今「iPhone?Androidスマホ?」と聞かれたら「どっちでも。色や形がお好きなもので。ただし、日本のメーカーには注意して。」と答えようと思います(笑)