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悪徳SEO業者にだまされたくない!という方へ

SEO

最近、SEO業者に依頼したけれどもまったく効果が上がらなかった、という記事を見かけました。

こういった話は今に始まったことではなく、ずいぶん前からありますし、また今後もなくなることはないでしょう。

●「良い業者」を見極めるのはそもそも難しい

なぜ、繰り返しこういった話がでてくるのでしょうか。それは必ずしも悪徳業者がはびこっているというわけではなく、検索エンジンのアルゴリズムが頻繁に変わるため、一度得たノウハウが繰り返し使えるとは限らないからです。

もちろん中には常に勉強を怠らないスペシャリストといえる集団もあると思いますが、その見極めはとても難しいです。(そもそもどの情報が最新か分からないから業者に依頼するというニーズが出てくるわけですし…)

なので私は、「SEOでこういう話があるのでやってみたい」と相談されたら「やめた方がいいですよ」と必ずアドバイスしています。そして、まずは自社内でできることから取り組むことをお勧めしています。

●自社内で取り組むべきSEO対策

自社内でやるべきことは、以下の通り。

・検索されやすいキーワードを見極める
・強調タグにキーワードを適切に使う
・オリジナリティがある優良コンテンツをたくさん作る
・地道に情報拡散をして、有効な被リンクを獲得する

これをやるためにはあわせてログ解析も必須ですが、隔月など、多少間隔は空いてもいいので、定期的に見直しをするようにすれば、必ず効果は上がってきます。

そしてこられのポイントはアルゴリズムが変わってもほとんど影響を受けないと思われる要素でもあります。つまり、これさえきっちり地道にやっていれば「パンダがー」「ペンギンがー」とうろたえなくて済むわけです。

広告収入を事業のメインとするWebメディアなどはこれでは足りないかもしれませんが、通常のコーポレートサイトやブログならこれでも十分効果を期待できます。

例えば、課題満載のままほぼ放置状態の私のブログでも、上記のことに気をつけているだけで、毎日ある程度のアクセスを獲得できるようになっています。

先日もナゾのアクセス増があったので調べたところ、狙ったニッチワードを強調タグに入れておいた効果でした。

ということで、SEOは地道に、定期的に。

業者を頼って勝ち馬に乗ることを夢見るより、カメになったつもりで地道に休まず、ゴールを目指す方が得策です。

スマホの通話料を無料にする方法~LINE電話とQtalkを使いこなす~

イメージ

「スマホはアプリを使うものであって、もはや電話ではない」という人も増えていると思いますが、それでもいろいろな場面でまだまだ通話をする機会はありますよね。

固定電話とついつい長電話をしてしまい、通話料にビックリ!!なーんて経験、ありませんか?私はあります(^_^;)

■LINE電話、唯一の弱点

格安で通話できるアプリの導入を検討した結果、LINE電話がよさそう、ということは以前記事にしました。

これ↓です。
iPhoneのLINE電話キター!!

その後もずっとLINE電話を使っていましたが、唯一気に入らなかったのがApp Storeにクレジットカードを登録しておかないとダメということ。

やっぱりクレジットカードはできるだけ登録したくないのです。しかもApp Storeから他のものを買うことはほとんどないので、完全にLINE電話のためだけに登録している感じでした。

でも、LINE電話を使わないわけにはいかないし…と悩んでいたところ、思わぬところで解決策を見つけてしまいました。

■ショッピングモール「Qoo10」

Qoo10」というショッピングモールをご存じでしょうか?

Qoo10イメージ

電話の話とは少し離れますが、ちゃんと戻りますので(笑)、まずはQoo10についてご説明しましょう。

Qoo10はもともと韓国のNo.1ショッピングモール「Gmarket」の日本版としてスタートしたようです。

その後、韓国の本体が世界最大級のオークションサイトであるeBayの傘下に入り、eBayとのジョイントベンチャーとして「ジオシスグループ」が誕生。サービス名称もQoo10と改めて、現在では日本の他、シンガポール、インドネシア、マレーシア、香港、上海といったアジア各地でサービスを展開しています。

サービスの特徴としては、とにかく激安品が揃っていること。実際、私もその「お得感」にすっかりハマってしまいました。

さらに、1日1回訪問するだけでクーポンやスタンプがもらえるという、再訪を促す仕組みも秀逸。とにかく「お買物」の楽しさにあふれていて、今後の成長が注目されるECサービスです。

Qoo10イメージ

■Qoo10のスタンプやポイントが使える「Qtalk」という通話アプリ

Qoo10がどれだけお買物の楽しみにあふれているかは実際に使って実感していただくとして、電話の話に戻りましょう。

Qoo10には同じアカウントで使える「Qtalk」という通話アプリがあります。使い方はLINE電話とほぼ同じで、Callpointを事前に購入して使うプリペイド式。もちろんCallpointはQoo10内で買うことができます。

Qtalkイメージ

他に、お買物や日々の訪問で貯めたポイントやスタンプをCallpointに換えることもできます。

Qtalkイメージ

つまり、Qoo10で買い物をしたり日々訪問していれば、それなりのCallpointをタダで手に入れることができるのです。

■LINE電話の「LINE@」加盟店無料通話とQtalkの合わせ技で通話料をなくす

さて、ようやく本題です。お待たせしました。

以前にもお伝えした通りLINE電話では「LINE@」加盟店への通話は無料です。病院やレストランなど、思いの他多くの施設の固定電話番号が登録されているので、スマホで電話をするときは、まずLINE電話で無料通話ができるかをチェックします。

LINE電話イメージ

無料ならそのままLINE電話で通話します。

一方で、日々Qoo10を訪れCallpointを貯めておき、LINE電話で無料通話ができないところはQtalkで通話します。

ちなみに、固定電話へは1分3ポイント、携帯電話へは1分14ポイントでかけられます。(1ポイント=1円)

また、Qoo10はクレジットカードを登録せず都度入力で買い物ができるので、もし、タダで貯めたCallpointを使いきってしまうことがあっても、私は今後有料通話はQtalkに一本化しようと思っています。

注意しておきたいのは、購入したCallpoint以外は有効期限(6ヶ月)があるということ。スタンプなどをあまり急いでCallpointに換えるのではなく、必要に応じて通話前に換えるなどした方がいいかもしれません。

また、相手には050で始まるIP電話番号が通知されるので、それが好ましくない場合はやはりLINE電話がおススメです。

ひとまず私はこの方法で今月はスマホ通話料「0円」をやってみたいと思っています。

みなさんもぜひ試してみてくださいねー。

ありがとう、ジョブズさん、と言ってみる気になったワケ

Newton

※この画像の説明は最後にあります

Twitterのタイムラインを眺めていたら、10年くらい前、少しだけPDAのマーケティングに関わったことを思い出しました。

●PDAってこんなものでした

「PDA!懐かしいねー」と反応する人は、きっとデジタルガジェットオタクのおっさんではないでしょうか(笑)

PDAはPersonal Digital Assistantの略で、日本では「携帯情報端末」などと呼ばれていました。代表的なものが「Palm」。懐かしいですねー。それからソニーの「CLIE」を覚えている方もいるかもしれません。

PDAはちょっとPCチックな電子手帳という感じのものでしたが、とにかく、売り方がさっぱりわかりませんでした。電子手帳として使う人が多かったものの、PDA自体に通信機能がないので、グループウェアなどと同期するにはPCが必ず必要になります。

PDAに直接入力するのも超~面倒。付属のペンみたいなもので画面をなぞって入力するんですが、「グラフィティ」とかいう独自の入力ルールがあって、「Aを入力するときはこうなぞる」みたいなのが決められているのです。

思わず「えっ!?これ、アルファベットから記号まで全部ルールを覚えるんですか??」と大声を出したのをよく覚えています(^_^;)

するとですね、持ち主は「それができなくちゃ始まらないっしょ(心の声:まったく、これだからリテラシー低い奴は参っちゃうぜ)」みたいなこというわけです。

それって当時のPDAが「PDA使いこなしちゃう俺」的な意識の人々にしか受け入れられていないということを端的に表していて、私はもう「ダメだこりゃ」と思いました。

今後の流れを先読みすれば、PDAはこれから絶対誰もが持つものになる。早く仕掛けて地位を築きたい、というマーケティングチームの意図に異論はありませんでしたが、それにはまずPDA本体が通信機能を持ち携帯電話と融合すること、そして何よりもっと操作性がよくなる必要があるだろう、というのが当時の私の意見でした。

●スマホブレイクの立役者はやっぱり……

もうおわかりと思いますが、当時私が携帯情報端末の最終形としてイメージしていたものは、現在のスマホそのものです。でも「私のいった通りになったでしょ?」とかそういうことをいいたいのではありません。

さあ、ここからが本題ですよ(笑)

通信インフラが整備されて、PDAが携帯と融合するところまでは誰もが想定していました。でも、正直、使い勝手がまさかこれほど劇的に変わるというのは、実は多くの人が予想していなかったのではないでしょうか。

少なくとも私は、PDA的携帯電話は「使い勝手」の問題が普及のネックになるに違いないとずーーーっと思っていました。iPhoneが最初に発売されたとき、まったく食指が動かなかったのもPDAの操作性の悪さが強烈に印象に残っていたからです。

でもね、スマホはあっという間に広がりました。それは、今では当たり前になってしまった「スマホ的使い勝手」がきちんと追求されていたからに他なりません。

そして、それを実現したのはアップルであり、さらにジョブズ氏なくしては実現しなかったのでは、と改めて思います。

私はジョブズさんと知り合いではないので、本当のところどんな人であったのかはわかりません。それでも、相当な変人で、彼を恨んでいる多くの人がいただろうことは想像に難くありません。

ジョブズ氏を崇拝している人、憧れている人は数多くいると思いますが、私はどちらかというと彼に振りまわされた多くの人に同情する気持ちの方が強いです。きっと、自分が彼のような天才肌の人間ではないとわかっているので、周りの人間の方に感情移入しやすいのだと思います。

それでも、携帯情報端末の操作をここまで直観的なものにいきなり作り上げたことは、PDA時代を知っている私にしてみるとまさに驚天動地といっていい出来事でした。

優れていたからこそ、あまりにあっさりと浸透してしまった「スマホ的操作」ですが、これがジョブズ氏の完璧主義の賜物であることは忘れないでいたいな、とPDAのことを思い出して、改めて思ったりした次第です。

ありがとう、ジョブズさん。

ちなみに、冒頭の写真はアップルから出ていた「Newton」というPDA。ジョブズ復帰前で、アップルがどーしよーもない頃の製品。商業的にもイマイチ成功しませんでした。

iPhoneのLINE電話キター!!

LINE電話
(画像はラインのサイトから拝借しました)

スマホにしてから通話料がぐっと上がったという方も少なくないはず。そんな中、格安通話サービスが続々と登場しましたが、ついに「本命」ともいうべき「LINE電話」のサービスが始まりました。

●iPhone版リリース

「え?何を今さら?」と思った方はおそらくAndroid端末をお使いではないでしょうか?LINE電話はAndroid版が一足早く3月頃にリリースされていましたが、この度ようやくiPhone版もリリースされたのです。

Android版が先とは、さすがAndroid大国韓国を親会社にするLINEならではですねー。

使い方は簡単です。アプリを起動したら「その他」をタップすると、「LINE電話」というアイコンが出現します。(左上)

LINE電話画面

それをタップすると、キーパッドが出現するので、あとは普通に電話番号をタップするだけです。もちろん、連絡先から選択することもできます。

LINE電話キーパッド

●実際にかけてみた!

LINE電話はあらかじめコールクレジットというものを購入するプリペイド式。私は「100コールクレジットキャンペーン」に申し込んでいて、それがすでに登録済だったので、「いつでもかけられるぜ!」という状態です。

が、無料通話が使えない相手(もっぱら仕事関係)との通話料増加に悩んでいたのはすでに過去のお話…

最近、病気になりそうなくらいヒマすぎて、電話をかける相手が全然いません。なんてこった!!!

そこで、病院の予約をLINE電話でかけてみました。

それでですね、番号を入力したら、なんと!その病院名が表示されるではありませんか!!後でわかったのですが、どうもLINE@加盟店の場合は店舗や施設名が表示されるようです。

ただ、事前情報では、相手の番号を入れると「毎分¥3(3クレジット)/残高100クレジット」というような料金表示が出るとなっていたのが出ません。

「あれー?」と思ったものの、所詮キャンペーンでいただいたタダ電話です。「えい!」と発信ボタンを押すと……普通につながりましたよ!わーい♪

●音質など、感想

LINE電話はIP電話の一種なので、音質や音の遅れなどが気になるところですが、ほぼまったく問題ありませんでした。

病院受付女性の不機嫌な感じも、受診する科のお姉さんの親切な感じもちゃんと伝わりました(笑)

途中で音が途切れることもなく、iPhoneユーザー同士でタダ通話ができるFaceTimeよりはるかに快適です。

そして、電話終了後にどれだけ通話料がかかったのか確認してみると、なぜかコールクレジットが1円も減っていません。

「???」と思い、調べてみると、「通話先がLINE@加盟店の場合、通話料は無料です。」との記述が!!

なるほど。だから番号を入れたら施設名が表示されて、なおかつ料金表示が出なかった(無料なので)わけです。

なんかもう、ホント、LINEでいいや。

しみじみそう思ってしまったのでした。みなさんもお試しくださいー。

ビットコインは生き残る?

马上有钱

马上有钱(すぐにお金持ち!)

(最後に追記があります。)

大手取引所が事実上閉鎖となり、大騒ぎの「ビットコイン」。ビットコインについては一度記事にしたいなーと思いつつ、仕組みをまだ十分に理解していなかったので、そのうち、と思っているうちにこんなことになってしまいました。

が、個人的に仮想通貨自体は問題点を改善して今後とも生き残っていくと思っているので、今のうちに思うところを書いておくことにしました。

●一万円札も本来はただの紙切れ

ビットコインとはどんなもので、今回何が起こったのかについては、上手にまとめてあるものが見つけられなかったので、ビットコイン マウントゴックスの検索結果から適当に拾い読みしてみてください。

ビットコインがここまで一気に普及したのは、そもそも現在の通貨も「実体」をともなっていないからです。一万円札なんてただ諭吉っさんが印刷された紙切れですよ?これ2枚で私の1ヶ月の食費がまかなえるのって、考えてみるととても不思議なことです。

「いや、お札はただの紙切れじゃないでしょ」と思うかもしれませんが、じゃあ、どうして私が「10,000円」と書いた紙には価値がなく、一万円札には相応の物品と交換できる価値があるのでしょうか。それはみんなが「国家が発行しているお札だから」という理由で「信用」しているからです。

つまり、現在の通貨はすでに「信用」を前提に取引が成立しているわけです。だから、それが紙切れからデータに移行したとしても、人々の心理的ハードルはそれほど高くありません。あとはどれだけ「信用」できるか、これに尽きます。

●「データ通貨」は今後も生き残る

今回の事件はビットコインの「信用」をひどく傷つけました。これでビットコインという名称での通貨は終わるかもしれません。でも、金貨が紙幣にとって代わられたように、「利便性」が勝るものはやがて問題を解決しながら普及していきます。

「データ通貨」(上で説明した理由で、「仮想通貨」という名称よりはこちらがふさわしいかと)はITによって急速に進むグローバル時代において利便性が高いことはすでに議論するまでもありません。むしろ今回の事件は改善を施すいいチャンスとなり、今後の普及を推し進める可能性すらあると思っています。

ということで、私も安くなったビットコインを買って、一攫千金狙いましょうかね。せっかく「马上有钱*」の写真も撮ったことだし(笑)

*「马上有钱」とは?
午年の今年、馬の上にお金を置いた写真をアップするのが中国で流行。中国語で「马上(馬の上)」に「すぐに」という意味があることに掛けたもので、すぐにお金持ちになるよ!というゲン担ぎ。

【2月28日追記】
すでに昨夜の段階で、ビットコインの相場が元に戻りつつあるとのニュースがありました。ちゃんと仕組みを理解している人々からすると、今回の事件はビットコインの「信用」にはあまり影響ないと考えているようですね。