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BBQを公園じゃなく、しかも手ぶらで楽しむ方法

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みなさんはBBQ好きですか?好きですよね。

が!私はちょっとだけ苦手でした。昨日までは…

●BBQが苦手なワケ

どうして私がBBQに苦手意識があるかというと、とってもドジでのろまなカメなので(古っ!)、みなさんの足手まといになって、楽しい気分をぶち壊すんじゃないかと不安だからです。

かといって、自分だけ何もしないで食べてばかりというワケにもいかないので、BBQに参加すると「何かしているふり」をしつつ、ドジをしないように気をつける、という状況に追い込まれてしまいます。

そうなるともう、楽しいとか全然なくて、最大のだいご味である外の空気の中で飲食する開放感すら感じられません。

●その名も「REAL BBQ」

そんなワケで、なんとなく苦手意識があったBBQでしたが、先日、いつも仕事でお世話になっている方から「ライターだらけのBBQ」というイベントに誘っていただきました。

ライターの知り合いがほとんどいないことに悩んでいたので、ここはイベントがBBQであろうがバンジージャンプだろうが迷っている場合ではありません。二つ返事で参加させてもらうことにしました。そして、「何を持っていけばいいですか?」とお聞きしたところ、「プロが全部やってくれますから手ぶらで大丈夫ですよ!」とのこと。

「プロが全部やってくれますから手ぶらで大丈夫ですよ!」

大事なことなので、二度言いました(笑)

それなら私もドジを気にせずに参加できる!!と俄然楽しみになりました。

そして、当日。会場となった都内某所の屋上では、本格的なBBQグリルの上でプロの手により着々とお肉や野菜が焼かれて、しかも食べやすい大きさに切ってサーブされていきます。

ちゃんと下味の付いたお肉、絶妙な焼き加減のお野菜、そして最後は憧れの焼きマシュマロまで。イマイチな味付け、生焼け、焦げすぎ、そんな失敗もご愛敬の「自前BBQ」とはひと味もふた味も違います。「REAL BBQ」という看板はダテではありません。

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焼きマシュマロを楽しむイケメンのみなさん

プロの料理を待ちながらひたすら談笑するもよし、グリル脇で見事なプロの手さばきを見ながら、焼き方のコツを教えてもらうもよし。

私は厚かましくもお気に入りのわじまの海塩を試してもらいました。(そしてやっぱりうまかった!!)

機材・食材の用意からセッティング、片付けまですべてやってくれるので、設備のある公園に限らず、いろいろな場所で手ぶらでBBQができちゃうというのも魅力です。アイディア次第でいろいろなイベントができそうですね。

BBQの新しい楽しみ方ができそうな「REAL BBQ」ですが、私にとって何よりうれしかったのが、ドジを心配することなくBBQの開放感を存分に満喫できたこと。おかげで初めてお会いするライターさんたちともとても楽しくお話しすることができました。これ、私のBBQ史上、初めてのことかもしれません(笑)。

●友達の友達はみな友達

ちょっとBBQの話からはそれますが……

今回イベントを主催してくれたスゴモンの松田さんは自転車で旅をしながら仕事をする「ライダーなライター」として有名?な方。仕事ぶりもレベルも「これぞライター」という感じで、私もとても頼りにしている方です。

そして、自分が信頼している人の周りにいる人は、同じように信頼できる人が多いんだなーと、今回しみじみ感じました。

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有意義な時間でした

持ちあげすぎてステマ感あるかもしれませんが(笑)、私を知っている人なら、私が安易なお世辞をいえない性格であることは分かってくれると思います。

「REAL BBQ」のいかわさん、スゴモンの松田さん、本当にありがとうございました。

最後にもう一度、リンクを貼っておきます。

■プロの手で手軽にBBQを楽しみたい方は「REAL BBQ」へ!
http://realbbq.jp/

■ライター仲間がほしい方、ライターとして独立したい方は「スゴモン」へ!
http://sugomon.com/

■わじまの海塩がほしい方はAmazonで!(笑)

ライターという仕事

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先日、イケダハヤト師が吠えている(紙のライターよ、「文章の巧さ」を誇る暇があるなら「マネタイズ」を頑張りなさい)のを見て、「ライター」という仕事でわずかでもお金をいただいている身として思うところを書いてみたくなりました。

●そもそも文章が巧いってどういうこと?

著作の多くの部分を別人が書いていることを公表し、冒頭で紹介したような煽り記事を書いているくらいなので、イケダハヤト師も自分が格段文章が巧いとは思っていないのでしょう。

ただ、彼の職業は「ライター」ではなく「イケダハヤト」なので、そのために最適な文体「だけ」が書ければそれでいいのです。

一方、書くことを生業としている「ライター」で、本当に文章が巧い人はあらゆる文体を自在に使いこなします。さらに必要な単語はもらさず、でも冗長な部分はなく、どんな文体でも読みやすく仕上げます。

私もそのレベルを目指して書いているつもりですが、それには使う言葉を吟味するのはもちろん、表記(ひらがな、カタカナ、漢字のどれを使うか)、句読点の打ち方、カッコの使い方まで細かく考える必要があります。

●たかが文章、されど文章

こんな当たり前のことを改めて偉そうに書くのも恥ずかしいのですが、多くの良心的ライターは私と同じように細かい部分にまでこだわって書いているはずです。

そこまでやるのは、句読点一つあるかないかで読み手に与える印象なり情報がガラッと変わってしまうことを分かっているからです。実際、反響をある程度数値で測れるネットでは、驚くほどの違いが出ることも珍しくありません。

別に「そこまでこだわってるオレ」に酔っているわけではないのです。(ここを理解されないのは本当に辛いというか、正直イラッとします。)

●「文章が巧い」を超えるレベルの人々

ニーズに応えながらいろいろな文体を書き分けるには「自分らしさ」を押し殺す必要がありますが、その結果、私は「自分らしい文章」が書けなくなってしまいました。そういうライターさんは他にもいらっしゃるのではないでしょうか。

でも、文章が巧いなんていうレベルを超えた達人になると、あらゆる文章を操ることができ、かつ自分らしく秀逸な文体も手中にしています。そういう人々は「ライター」ではなくもはや「作家」さんです。

私はいつも揶揄半分、本気半分で「イケダハヤトが師」といったりしていますが、文章の達人として心の底から尊敬している作家さんは小田嶋隆氏と高橋秀実氏の二人です。

本当に何を書いても「読ませる」ので、ため息しか出ません。私は所詮自分の名前では勝負できない小物ライターだと思い知らされます。

なーんていいながら、実は著作は一つも持っていないので、Kindle版の安売りが出たらぜひ買ってみたいと思っています。

みなさんもよろしければ一度読んでみてくださいね。